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2026年10月12日
月曜日
シリーズ大学入試 第5回 ( シリーズ大学入試 )
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シリーズ大学入試 第5回
志望校・学部・学科の選び方 〜 文系・理系、その先の学びまで考えよう〜 (2026年10月12日)
「文系と理系、どちらを選べばよいの?」
「大学にはいろいろな学部があるけれど、自分に合うのはどこ?」
「学部と学科は、何が違うの?」
高校生の進路選びでは、こうした疑問が出てきます。
大学選びというと、大学名や偏差値に目が向きがちです。しかし、入学後の学びに大きく関わるのが、文系・理系の選択と、学部・学科選びです。
今回は、「大学で何を学びたいか」を見つけるための考え方を、少し詳しくご紹介します。
■ 文系・理系は「得意な科目」だけで決めてよい?
「数学が苦手だから文系にしよう」
「国語より数学のほうが得意だから理系かな」
得意な科目を手がかりにすることは大切です。得意なことは、学習を続ける自信にもつながります。
ただし、現在の得意・不得意だけで決めると、興味のある分野から離れてしまう場合もあります。
例えば、数学が苦手でも、建築や情報技術に強い関心がある人もいるでしょう。その場合は、すぐに候補から外すのではなく、大学で必要になる数学の内容を調べ、今から取り組めるかを考えることが大切です。
反対に、数学が得意だからといって、必ず理系を選ぶ必要もありません。経済や経営、心理などの分野でも、数学や統計を生かせる場面があります。
「今、何が得意か」と「これから何を学びたいか」。この二つを合わせて考えましょう。
■ 文系と理系では、どのような学び方をするの?
分野によって違いはありますが、文系では、文章や資料、歴史的な背景、人の行動などを読み解き、社会や人間について考える学びが多く見られます。
理系では、数学や自然科学を土台に、実験、観察、計算などを通して、仕組みを明らかにしたり、技術を生み出したりする学びが多く見られます。
ただし、「文系は暗記」「理系は計算」という分け方では、大学の学びを十分には捉えられません。
文系でもデータ分析を行いますし、理系でも論文を読み、実験結果を文章で説明し、発表する力が必要です。
進路を考えるときは、次のように自分に問いかけてみましょう。
・人や社会の動きについて、理由や背景を考えることが好きか
・自然や機械の仕組みを、観察や実験で確かめてみたいか
・資料を読み、いくつかの考え方を比較することに関心があるか
・数値やデータを使って、問題を解決してみたいか
どちらにも興味があって構いません。文系・理系の境界をまたぐ分野もあるため、まずは関心のあるテーマを広く調べてみましょう。
■ 文理選択の前に、「進学先から逆算」してみよう
高校での文理選択は、その後に履修する科目や受験の準備に関わります。
そのため、選択前に、気になる大学・学部ではどのような科目を学び、入試で何が必要になるのかを確認しておきたいところです。
ここで大切なのは、次の二つを分けて見ることです。
�� 入試で必要になる科目
�� 入学後の学びに必要になる知識や力
受験で使わない科目でも、入学後に必要になる場合があります。「その科目を受験しなくてよいから」という理由だけで進路を決めず、大学の授業内容まで確認しましょう。
履修科目に迷ったときは、学校の先生や塾の先生に、希望する進路と合わせて相談してください。
■ 「学部」と「学科」は、どう違う?
一般的に、学部は学問の大きなまとまり、学科はその中で学ぶ分野を、より具体的に分けたものです。
例えば、工学部の中に機械、電気・電子、建築などの学科が設けられていたり、文学部の中に日本文学、歴史などの学科が設けられていたりします。
ただし、大学によっては「学群」「学類」「コース」などの名称を使う場合や、入学後に専門分野を選ぶ仕組みもあります。
学部名で大まかな方向をつかみ、学科・コースと授業内容で、自分に合う学びを確かめる。
この順番で調べると、違いがわかりやすくなります。
■ 同じ「好き」でも、選ぶ学部によって学びが変わる
ここからは、身近な関心を例に考えてみましょう。
【「人の心に興味がある」】
心理学では、人の認知や感情、行動などを研究します。人の話を聞くだけでなく、実験や調査を行い、データを分析する学びもあります。
教育学では、人の成長や学習、学校や教育の仕組みなどを考えます。
社会学では、人と集団の関係、家族、地域、メディアなど、社会の中で起こることを研究します。
同じ「人への関心」でも、何を、どの角度から知りたいかによって、候補が変わってきます。
【「お金や企業に興味がある」】
経済学では、消費や生産、物価、雇用など、経済の仕組みを考えます。
経営学では、企業や組織をどのように運営するか、戦略や人材、組織などについて学びます。
商学では、商品やサービスの取引、流通、マーケティング、会計などを扱います。
ただし、扱う内容は大学によって重なります。「経済・経営・商」という名前だけで決めず、授業の一覧を見比べてみましょう。
【「生き物が好き」】
生命科学では、生物の仕組みを、細胞や遺伝子などの視点から研究することがあります。
農学では、食料、生産、環境、生命など、幅広いテーマを扱います。
医療に関わる分野では、人の健康や病気、治療、ケアなどについて学びます。
「生き物の仕組みを知りたい」のか、「食や環境に役立てたい」のか、「人の健康を支えたい」のか。興味をもう一段具体的にすると、方向が見えてきます。
【「パソコンやゲームが好き」】
情報分野には、プログラミング、情報システム、データ分析、人工知能などの学びがあります。
一方で、映像やデザイン、物語づくり、ゲームを事業として届ける仕組みに関心がある場合は、芸術やメディア、経営などの分野も候補になります。
「使うのが好き」「仕組みを作りたい」「表現したい」では、必要な学びが違います。
好きなものの名前だけでなく、その“どこが好きなのか”を考えてみましょう。
■ 学科選びでは、四つのポイントを確認しよう
�� 必修科目を見る
紹介ページには魅力的な授業が並びますが、ぜひ確認したいのが、卒業までに学ぶ必要がある「必修科目」です。
興味のある授業だけでなく、基礎として何を学ぶのかを見ると、学科の特徴がつかめます。
�� 授業の進め方を見る
講義が中心なのか、実験や実習が多いのか。作品制作、グループ活動、現地調査などはあるのか。
自分が取り組んでみたい学び方かどうかも、相性を考える材料になります。
�� 専門を選ぶ時期を見る
入学時から専門が決まるのか、幅広く学んでからコースを選ぶのか。
やりたいことが具体的な人と、いくつかの分野を比較してから決めたい人では、合う仕組みが異なる場合があります。
�� 資格や進路とのつながりを見る
希望する仕事に資格が必要な場合は、その学科・課程で取得を目指せるのか、受験資格につながるのかを確認しましょう。
学部名が似ていても、目指せる資格が同じとは限りません。大学の公式資料で、条件まで確かめることが大切です。
■ 将来の職業が決まっていない場合は?
職業が決まっていないからといって、大学や学部を選べないわけではありません。
まずは「もう少し知りたいこと」を探してみましょう。
・なぜ、同じ商品でも売れ方が違うのか
・なぜ、人は緊張したり、思い込みをしたりするのか
・どうすれば、災害に強いまちをつくれるのか
・外国の人と、もっと深く話すにはどうしたらよいのか
こんな疑問も、学問への入り口です。
職業名から学部を探す方法と、興味のある学問から将来の可能性を探す方法。どちらから始めても構いません。
まだ知らない分野の中に、自分に合う学びがあるかもしれません。授業、読書、ニュース、体験、大学見学を通して、選択肢を広げていきましょう。
■ 最後は「興味」「学びの内容」「進学の条件」を合わせて考える
志望校を絞るときは、次の三つを並べて考えてみましょう。
・自分が学びたいと思えるか
・授業内容や学び方が、自分の希望に合っているか
・受験科目、費用、通学・生活の条件が合っているか
気になる大学・学科を三つほど挙げ、同じ項目で比較すると、それぞれの特徴が見えてきます。
保護者の方も、「どの大学に行きたい?」に加えて、「どの授業が面白そう?」「何を調べてみたい?」と聞いてみてください。お子さま自身が、進路を言葉にするきっかけになります。
ITTO個別指導学院では、生徒一人ひとりの興味や目標、現在の学習状況を踏まえ、進路選びと、その実現に向けた学習をサポートしていきます。
「今、入れる大学」だけでなく、「これから学びたいこと」を見つけ、そのために必要な力を育てていく。
自分に合った進路を、一緒に考えていきましょう。
※学部・学科の内容、入試科目、取得可能な資格などは、大学や年度によって異なります。最新の情報は、各大学の公式ホームページ・募集要項などでご確認ください。
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